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オニヒトデ調査(生息数と駆除)白浜シソウジマ(四双島)



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白浜シソウジマ(四双島)
オニヒトデ生息数調査&駆除報告

ダイバーにしかできないこと、皆様のご参加お待ちしております!
以下は6/13(土)の調査結果です。 ご確認下さい。

オニヒトデ生息数調査&駆除
和歌山県白浜沖のシソウジマ(四双島)にて、サンゴを食べるオニヒトデの生息状況の調査を実施した。
2007年〜2008年と水温が高い状態が続き、昨年より徐々にオニヒトデの増加が確認され、今年のGWにかなりの数を確認した。 
現状況からサンゴ群集が激減する可能性があると判断します。 





【オニヒトデ生息調査&駆除データ

●日時: 2009年6月13日(土曜日) 13:30〜14:30

●場所: 和歌山県白浜沖 シソウジマ(四双島)

       水深:6m 水温:24℃  駆除時間:60分   

●参加者: 参加人数:6人 熟練度合い:オニヒトデ調査初めての方3人、 熟練者3人

●調査&駆除面積約: 70m X 10m = 約700u

  基点より南西〜南方向に70mラインを張りその両側5m+5m(幅10m)を調査 少しうねりあり

●結果

  オニヒトデ駆除数 38個  最少6.5cm〜最大35cm 

  平均的サイズ20〜30cmが多い



  オニヒトデによる食痕はあるが発見できなかったものもある。

  オニヒトデはサンゴの裏や近くの窪みの奥に隠れているものが殆ど。

  オニヒトデは水深6mより深い部分が少なく、浅い方に多いように思われる。

  キクメイシ類の食痕はみられなかった。

  サンゴ種はエンタクミドリイシ、ニホンミドリイシが主で、他にクシハダミドリイシ、キクメイシ類である。

  海草が多い。


●考察


  1ha(100mX100m=10000u)あたりの生息数換算値  542個

  ( 換算の計算 10000u ÷ 700u X 38個 = 542個 )


  ※異常発生の目安 30個/1ha  自然発生数の目安 数個/1ha

この地のサンゴ群集をこのまま放置しておくと今後1年〜2年程度で激減する恐れがあると判断する。

オニヒトデ1匹が1年間に食べるサンゴは5〜13u(平均8u)より推測すると、
 
 ※試算 700u ÷ (8u/1年 X 38匹) = 2.3年


●講評(コーラル・ネットワーク:土川様)

2009年6月13日に、白浜・四双島の西側海域で行ったオニヒトデ調査では、
四双島の西側、水深約6mの場所に、ほぼ北東〜南西方向に70mのラインを設置し、
そのラインを中心とした幅約10mの範囲で、生息個体数の調査を行った。
6人約1時間でのダイビングで、合計38個体のオニヒトデが発見された。

今回発見されたオニヒトデの大半は、テーブル状のサンゴの裏側や
岩のくぼみで見つかっており、日中から表に出てくるほど極端に多い状態ではないが、
沖縄などのサンゴ礁域において、1平方キロメートルあたり数匹〜10匹程度
存在するのが正常な状態
と言われていることを考えると、
今回の約700uで38個体というのは、非常に多い生息数といえる。

また、
みつかった真新しい食痕のうち2〜3割の地点では、付近でオニヒトデが
発見できておらず、実際の生息数はさらに多いと推測される。


食痕が見られたサンゴの大半はミドリイシ類であり、まだ好みの種類を選んで
食べている状態であって、現状では付近のサンゴを即食い尽くすほどに切迫した状況には
なっているとは言えないが、発見されたオニヒトデの数、付近のサンゴの量を考えると、
他の種類のサンゴまで食べるようになるのは時間の問題かもしれない。

また、
沖ノ島周辺のミドリイシ類の大群集にオニヒトデが移動してきた場合、
沖ノ島周辺のサンゴが急速に大きな被害を受ける恐れがある。


今回見つかったオニヒトデは、体長の最小が6.5cm、最大が35cmであったが、
20〜30cmサイズのものが大半であり、少なくとも冬を1回、大きいものでは冬を2回以上
越していると推測されるので、今後の拡がり方が心配である。

死んでから数年経ったっていると思われるテーブル状のサンゴも多数見られたが、
これらは2004〜2005年の冬の低水温によるものが多いと推測され、
この海域にオニヒトデがいつ頃から増えたかについてははっきりしない。

●オニヒトデ調査今後の駆除活動方針等

・次回のオニヒトデ調査では、基点より北西〜北方向に70m、幅10m、水深3mを実施する。
 (前回2回は海況のウネリがあり水深6mで実施した為) 





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